O脚について

  O脚とは

O脚とは、左と右の足首をくっつけて立った時に、膝の間が「指2本分(約3cm)」空く場合のことを言います。
O脚にはもともとの骨格の形が原因でO脚になってしまう場合と、姿勢などの日常生活の積み重ねで引き起こされているケースが考えられます。後者については、もともとO脚ではなかった人がO脚になってしまう原因です。
O脚を予防、改善していくために、まずは原因について調べてみました。

  原因

姿勢が悪い

悪い姿勢が習慣になっている人は、O脚になりやすいことを覚えておきましょう。O脚との関係を踏まえたとき、特に左右のバランスが崩れた姿勢に注意が必要です。横座りや片側に体重をかけて椅子に座るといった姿勢を習慣にしていると、身体のバランスが歪んでしまいます。

バランスが歪んだ状態で日常生活を続けていると身体の一部に負担がかかりO脚に繋がることがある点に注意しましょう。頬杖を突く、脚を組んで座るといった姿勢もまた、O脚を引き起こす悪い姿勢のひとつです。

殿筋や内転筋などの筋力の低下

O脚の原因において、運動習慣がない人に見られがちなのが筋力不足です。下半身を構成する筋肉の中でも、殿筋や内転筋はO脚の発症に深く関係します。内転筋とは太腿の内側に付いている筋肉であり、ここが衰えると脚を正常な状態に保つことが難しくなるのです。

内転筋の筋力が低下し、脚を閉じる力が弱った人は、膝が外を向くことが多くなります。その結果、脚全体がO脚に近づくこともある点に注意してください。換言すれば、内転筋を鍛えることがO脚を改善する近道になり得ます。

またお尻の筋肉である殿筋群の弱さによって股関節が内向きに捻り過ぎた状態でもO脚になりやすい為、修正の為には殿筋群も鍛える必要があります。

骨盤のポジションの崩れ

O脚だけでなく、X脚を引き起こす要因として、骨盤のポジションの崩れが挙げられます。骨盤のポジションが自覚できない人は、鏡に対して横向きに立ってみましょう。無意識のうちに、腰が押し込んだような姿勢や、お尻を突き出した姿勢になっている人は骨盤の正しいポジションではない可能性があります。

骨盤のポジションが崩れた状態でいると、歩幅に左右の差が生まれる、歩き方が歪むといった現象が起こり得ます。こうした習慣が膝を外向きに代えて、O脚に発展してしまうのです。O脚対策に乗り出す際には、骨盤の歪みを整えることから始めましょう。

歩き方に問題がある

骨盤のポジションの崩れや内転筋の筋力不足などの原因が重なることで、少しずつ歩き方が歪んでしまうとO脚に近づいてしまいます。O脚の人にありがちな歩き方として覚えておきたいのが、爪先を外に向けながら足を踏み出す歩き方です。

何も意識することなく歩いたとき、ガニ股に近い状態になっている人もO脚の確率が高いといえます。自分の歩き方を鏡でチェックする、動画を撮影して見直してみるといった方法で確認すると、歩き方が歪んでいるかどうか判断可能です。

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